カトマンドゥでTIMS(トレッキングの許可証)を自力で取得する方法:記入例
※2016年3月末の情報です
こんにちは、ノマドワーカー兼、バックパッカーのSEIGOです。
先日、ネパールのエベレスト街道へのトレッキングのための許可証:TIMSをカトマンドゥ(カトマンズ)のネパール観光局で取得してきました。
僕と同じように、ツアーに参加せず、ガイドやポーターなども雇わずに個人で自力でトレッキングしようと考えている方のために、TIMSの取得方法(取得場所、必要な持ち物、料金、申請書類の書き方など)についてまとめてみました。
注意:僕が取得したのはTIMSのみです(エベレスト方面に行く方のための許可証です)。アンナプルナなどに行く方はこのTIMSの他にも入域許可証が必要になるのですが、そちらに関しての情報はないので注意してくださいね。
<必要な持ち物>
☑パスポート
☑2000ルピー(申請料金)
☑顔写真2枚(無料で撮ってもらえるので不要)
☑ボールペン
☑旅行保険に入っている方は保険番号などを控えおくか、コピーなどを持っていくと良いです(保険に関して記入する欄があります←面倒くさければ記入しなくても問題ないとは思いますが)
<所要時間>
20分~40分
目次
TIMS(トレッキングの許可証)とは
TIMSとはTrekkers Information Management Systemの略で、エベレスト方面に行く方のみならず、アンナプルナやランタン方面にトレッキングに行く場合に必要となる許可証です。
これがないと、トレッキングルートに入れないので前もって取得する必要があります。
また、このTIMSとは別に保護区となっているトレッキングルートに入るためには入場料を支払う必要があるのですが、それはそのエリアに入るときに取得することもできるので、ここでは説明しません(お金を払うだけなので)。
TIMSを取得する場所
ネパール観光局(ネパールツーリズムボード:Nepal Tourism Board)という場所で誰でも簡単に許可証を取ることができます。この観光局の場所は、シティ バスパーク(プラノバスパーク)の近くにあります。
ネパール観光局はこちら(地図)↓
TIMS取得の手順
それでは、TIMSを取得するための手順を説明しますね。といっても、特に難しいことはなく、観光局に行けて書類をパパット書いてしまうだけで、結構簡単に取ることができます(←係員も流れ作業的な感じで、適当な感じなので笑)。
(1)ネパール観光局に行く
まずは、ネパール観光局まで行きましょう。僕はタメル地区からは歩いて行ったのですが、徒歩20分ほどでした。観光局までの道は砂埃や排気ガスであまり良い環境とはいえないので、タクシーなどで行っても良いかもしれませんが、これからトレッキングするのであれば準備運動がてら歩いて行っても良いと思います。
ネパール観光局の外観(入り口は写真の左の方)↓
入り口↓
お金を忘れても入り口のすぐ隣にATMがあるので安心↓
建物の中に入って左に進むとすぐに申請を受け付けているオフィスがあります(1階です)。
おそらく、他にも欧米人などの観光客が机に向かって申請書を書いているのですぐに分かると思います。
(2)申請書類に記入する(記入例)
申請書はその辺の机の上に置いてあります。その中から、TIMSと書かれているものを見つけて早速記入していきましょう。
この時に、アンナプルナへの入域許可証を取得するための申請用紙もあったりするので、間違わないようにしましょう。
尚、ボールペンなどは近くには見当たらなかったので持参するのが無難だと思います。まぁ言えば借りられるとは思いますが。
申請書類の記入例はこちら(クリック拡大)↓
(ジリからカラパタールに行く場合を例にしていますが、間違っている部分などももしかしたらあるかもしれませんが、僕はこんな感じで申請は通りました)
申請書類の記入で注意する点としては、前もっておおまかなトレッキングルートを決めておくことと、その時に通過する主な場所の英語名を調べておきましょう。といっても、係員はかなり適当な感じで申請書類に全て目を通しているような感じはしないので、ルートもざっくりしたもので良いと思いますし、英語のつづりが多少間違っていても問題ないかとは思います。
(3)証明写真を用意する
証明写真は前もって用意してこなくても、申請するためのオフィスのすぐ隣の部屋で無料で取ることができます。
撮影から印刷まで5分もしないうちにできてしまうので、こちらを利用すると良いと思います。
写真の撮影をしてもらって印刷してもらうまでの間に、近くにあるノートに日付や自分の名前、国籍、トレッキングに行く場所とサインを書きます。これを見れば自分以外にも同じルートに行く人がいるのを確認できたりします。因みに、僕が行った日は日本人の申請は僕以外にいない感じでした。
近くにはさみもあるので、写真を申請書の枠におさまるようにカットしましょう(だいたいでOKです)。
(4)申請書類と証明写真1枚を提出する(2000ルピー払う)
申請書類に記入が終わったら、証明写真1枚と一緒に窓口に提出しましょう。なお、証明写真は書類に張り付けなくてそのままだしてもOKだったので、のりなどを用意する必要もないです。
提出すると書類に目を通す訳でもなく2000ルピーを払うように言われます。僕の時は、係員は誰かと電話をしながらの作業でかなり適当な感じでした(まぁこっちとしては楽でいいのだけれど笑)
書類と写真、お金を提出するとすぐに白紙の許可証をもらえます。単独で行く場合には緑色の許可証です。
こんな感じ(フライングして名前だけ書いてしまいましたが、本当は下の日付など以外は何も書いてないです笑)↓
(5)許可証の必要事項を記入する
白紙の許可証をもらったら空欄を埋めましょう。先ほどの申請書類と類似する項目ばかりなので、特に難しいことはないと思います。
(6)許可証と証明写真1枚を提出する
許可証への記入が終わったら、許可証の写真サイズに合うように写真をカットして、それを再度提出すれば完了です。あとは、係員が写真を許可証にホッチキスでバチっととめて、ハンコをバンッと押して返してくれて、無事終了です。
因みに、観光局に着いてから許可証をもらうまで40分ほどかかりましたが、写真を撮りながらゆっくり作業したので、そんなことはせずササッとやれば20分以内で終わると思います。